機微情報と個人情報保護

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機微情報と個人情報保護

今般改正が予定されている個人情報保護法に機微情報の取り扱いが設けられることになっています。機微情報とは、漏えいした場合に犯罪に悪用されたり、重大な不利益が本人に直接及ぶ可能性のあるもので、例えば、本人の信条、社会的身分、病歴、犯罪歴などをいいます。法律ではこれを「要配慮個人情報」と称していてこれらの個人情報は、通常の個人情報よりも、"より慎重に""より丁寧"に取り扱うことが求められています。

より「丁寧」に取り扱うとはどういうことでしょうか。「丁寧」ということばを辞書で調べると、「丁寧」とは昔中国の軍隊で使用した警戒や注意を知らせるための楽器のことで、転じて注意深く念入りに取り扱うこと、細かい点まで注意が行き届いている状態をいうのだそうです。

改正案が盛り込まれる前の個人情報保護法はこうした情報の内容に重さ・軽さを区別して取り扱いを規定しておらず、どんな内容の情報であっても一律の取り扱いでした。不当な差別または偏見が生じないように特に配慮を要する個人情報を定めたことはより実務的な対応を考慮した結果であるといえます。

この「要配慮個人情報」として最もポピュラーなのは病歴などの健康情報かも知れません。社員の健康診断結果を会社が把握しているケースも多いかと思います。こうした個人情報が漏えいした場合を想定すると本人への影響、精神的苦痛は多大なものとなります。提供する側の思いとしては、法の趣旨に基づいてより「丁寧」に取り扱って欲しいですね。



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