新薬の開発と個人情報保護

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新薬の開発と個人情報保護

  製薬メーカーが新薬を開発するには治験(臨床試験)が必要となります。医薬品として国の承認を得るために有効性や安全性等の科学的データを揃えなければなりません。この科学的データを製薬会社が病院と共有し、新薬の開発スピードを高める環境が整いつつあります。環境はクラウドサービスを使います。病院は治験を望む患者の病歴や投薬履歴といった医療情報のほかに入院患者の統計情報などを個人が特定できないようにしてデータを供給するのです。

 治験情報はきわめて慎重に取り扱わなければならない機微な情報のかたまりです。個々のデータの管理を厳重に行い、ビッグデータ化する際にも細心の注意をもってこれに当たらなければなりません。一つの薬を開発し認可されるまでの費用は通常150億円から200億円といわれております。こうした莫大な開発費用を抑えるためにも情報の共有化は必要であり、これによる開発費用の抑制、開発期間の短縮は急速に進むものと期待されます。



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