車のナンバーと個人情報保護

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車のナンバーと個人情報保護

 車のナンバーを自動的に読み取ってこれを車検証の情報と照合することによりビッグデータ化するビジネスがあります。車の所有者の住所が分かれば、客がどこから来ているのかが分析でき、効率的にチラシ配布や看板の設置に役立つのだそうです。

 パチンコ店や大型ショッピングセンターですでに実用化されています。駐車場の管理を行う業者が車のナンバーを自動的に読み取り、自動車検査登録情報協会(国土交通省)に送信して住所(市区町村まで)を返信してもらうというスキームです。

 車のナンバーは個人情報でしょうか。車のナンバーだけでは特定の個人を識別することはできませんので個人情報には当たりませんが、他の情報(車検証)と照合することによってその車の所有者を知り得れば個人情報になり得ます。

 かつて道路運送車両法は自動車登録情報を不動産登記と同様に公開情報として位置付け、車のナンバーからその車の所有者の情報を開示していました。しかし個人情報保護法の施行(2004年)を経て、2006年の法改正を期に車のナンバーだけからでは個人を特定することは通常できないようになっています。車の所有者の住所だけなら個人情報に当たらないためこの種のビジネスがなりたちます。ビッグデータ化には常に個人情報の保護と活用のバランスが求められているのです。


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