ウエアラブル端末と個人情報保護

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ウエアラブル端末と個人情報保護

 身に着けて利用する「ウエアラブル端末」は次世代のIT機器として注目されています。ランナーがGPS機能付きのウォッチを手首に着けて走る光景もよく見かけるようになりました。あの走った距離を測れるランナーズウォッチは、正しくは「ウエアラブルGPS」
と呼ばれ、時計としての機能よりも"身に着けるGPS"がうたい文句です。

「ウエアラブル端末」の応用例に血糖値を測れるものが実用化されます。スイスの製薬会社でノバルティス社が開発したスマートコンタクトは、一見目に装着するコンタクトレンズなのですが小さなセンサーが付いていて、涙に含まれるブドウ糖の量を測定し、スマートフォンに無線送信されて血糖値が分かるというスグレモノです。採血しなければ測定できなかった血糖値も「ウエアラブル端末」の利用で涙から測定できるようになりました。

 このコンタクトレンズは糖尿病患者による利用を想定して開発されたものということでした。実用化されて病院内で利用されれば医療情報として病院が保護すべき個人情報の対象になりますが、個人が自分で測定する限りは体温計による体温と同様に自分だけが把握できる自己情報の一つにすぎません。

「ウエアラブル端末」はこうした医療機器への応用が最も期待されています。飲み込んで胃の中を撮影するカプセル内視鏡や腕や脚に取り付けて筋肉の動きや発汗量を測定するなどさまざまな応用例が期待されています。


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